【決定版】早稲田大学国際教養学部入試の英語の傾向と対策・勉強法

早稲田大学の中で他の学部にはない特徴を持っている国際教養学部。
 
全ての授業は英語で行われており、国際社会に貢献できる人材の育成に力を入れています。
 
そのため、1年間の留学が必須となっています。
 

 
早稲田大学国際教養学部合格のカギになる科目は、英語です。
 
英語4技能試験の結果が点数化されるため、英語力を秋までにあげておかなくてはいけません。
 
そのため、出来るだけ早く英語の勉強を始める必要があります。
 
国際教養学部入試の英語の傾向と勉強法をご紹介します。
 
国際教養学部を志望している生徒は、勉強の参考にしてください。
 

早稲田大学・国際教養学部入試の英語出題傾向


 
国際教養学部では、長文問題2題、文法・語法問題、要約問題、自由英作文が出題されています。
 

解答形式は、長文問題と文法・語法問題はマークシート形式、要約問題と自由英作文は記述式です。
 
配点は85点。
 
試験時間は90分です。
 

出題形式と問題形式を表にまとめておきます。
 

出題形式 問題形式
長文読解(評論・小説) 空欄補充問題、内容一致問題、内容不一致問題、語義選択問題、趣旨選択問題
会話文 会話文の空欄補充問題
論説文 150~200字の要約問題
課題文 100語前後の自由英作文

 
2題の長文読解の文字数は、各1000語前後ですが、分量が多い年度は合計で2500語以上の場合もあります。
 
問題文も全て英語で書かれているため、試験時間内に読まなければならない英文はかなり多いといえるでしょう。

英語4技能テスト結果の点数化

国際教養学部入試では、英語4技能テストの結果が点数化されて合否に利用されています。
 
使われている試験は実用英語技能検定(英検)とTOEFLです。
 
評価方法を表でまとめておきます。
 

  英検  TOEFL 点数(15点満点)
一級合格  95以上   15点
準一級合格  72~94   10点
二級合格  42~71   5点
準二級合格  41以下   0点

 
英語4技能テストの結果を提出しなくても出願できますが、その場合はこの部分の点数は0点となります。

国際教養学部入試の英語問題の難度は?

長文問題は英文量が多く、試験時間内に全て読みきれるかが最初の関門といえるでしょう。
 
比較的読みやすい英文が出題される年度が多いですが、細かいことを問われる問題が出題されるため、注意して読む必要があります。
 
小説に使われている単語は、普通に勉強していてはあまり見かけることがない難度の高い単語が含まれていることがあるため、慣れていない生徒には難しく感じるでしょう。
 
要約問題と自由英作文問題は、対策をしていない生徒にとっては難しいでしょうが、問題としては標準的なものです。

早稲田大学・国際教養学部入試の英語対策と勉強法


 
早稲田大学は、受験者平均点と合格最低点が公表されています。
 
外国語の受験者平均点は43.075点(85点満点)、英語4技能テストの受験者平均点は8.890点(15点満点)。
 
合格最低点は、126.4点(200点満点)。
 
これから考えると、英検準一級かTOEFL72以上を取り、入試では最低でも60%、出来たら65%以上を目指さなくてはいけません。

長文問題対策

国際教養学部に合格するためには、試験時間内に大量の英文を読めるようにならなくてはいけません。
 
しかし、いきなり長文問題対策に取り組んでも期待通りの結果を得ることは難しいでしょう。
 
文法や構文などの知識がなければ、知っている単語の意味をつなぎ合わせて、勝手に文章を作る癖がついてしまう生徒が多いです。
 
しかも、一度この癖がついてしまうと、正しい読み方を身につけずらくなってしまいます。
 
そのため、まず最初にやらなければいけないことは、文法や熟語、単語など英文を読むときにベースとなる知識の暗記です。
 
文法や単語などは細かく勉強を始めるときりがなくなってしまうため、文法書と単語帳、熟語帳を1冊だけやることをおすすめします。
 
もちろん、入試で文法や語法などの問題に対応するにはこれだけでは十分ではないかもしれませんが、英文精読の勉強を始めるには十分な知識です。
 
英文の精読をしっかりやっていない生徒は、伸び悩むことが多い傾向があります。
 
単純な英文は精読の勉強をしなくても読めるようになることが多いですが、複雑な英文を解釈しなければいけないときに助けとなるのは、英文を文法的に解釈できる力です。
 
この英文はこう読むしかない、とわかるようになることが英文精読の目的です。
 
英文精読の勉強が終われば、入試の長文問題に対応できる力がついています。
 
しかし、国際教養学部は試験時間内に、大量の英文を読まなければいけません。
 
精読の勉強では、英文を右から左に戻って解釈することが有効な場合もありますが、英文を左右にいったりきたりしながら読んでいては、読む速度はあがりません。
 
左から右に読むだけで意味を理解できるようにならなくては、読める英文量は増えていかないのです。
 
個人差がありますが、大部分の生徒は半年もあればこの読み方に慣れるでしょう。
 
パラグラフの趣旨を選択する問題は、普段からパラグラフごとに何が書かれているか意識しながら読むようにする癖をつけておくことをおすすめします。
 
ひとつのパラグラフを読み終わったらメモをとっておくのも良いでしょう。
 
この趣旨選択問題は、問題自体は難しくないので確実に全問正解できるようになっておきたい問題です。
 
国際教養学部の入試では、大学受験では出題率が低い小説問題が出題されます。
 
小説問題は、現代文の小説問題のように問題は難しくありませんが、苦手としている生徒もいます。
 
過去問を中心に小説を読むことに慣れておきましょう。
 
英文は読めているのに小説文を苦手としている生徒は、主観を入れて読み過ぎている傾向があります。
 
出来るだけ客観的に読む練習をするために、簡単な現代文の小説問題を解くのも良いでしょう。
 

会話形式問題対策

会話文は、標準的な難度で英文量も少ないです。
 
そのため、定型的な会話表現を覚えている生徒にとっては、それほど対策は必要ないかもしれません。
 
しかし、不適切な選択肢を選ぶ問題であることに注意してください。

要約問題、自由英作文対策

要約問題は、英文を読めることだけでなく現代文の力も必要です。
 
パラグラフごとにメモを取りながら読む練習をしておくとよいでしょう。
 
国際教養学部で出題される自由英作文は、自分の意見を理由を添えて書かなくてはいけません。
 
しかし、書く内容にそれほど神経質になる必要はありません。
 
自由英作文の本質は、正しい英文が書けるかにあるためです。
 
問題の意図にそれほど外れていなければ内容点で大きな減点をされることはないでしょう。
 
内容よりも正しい英文を書くことに、時間を使ってください。
 
自分が確実に書ける簡単な英文で、自分の意見を書く練習をしましょう。
 
自由英作文の勉強では、添削してくれる人を探さなくてはいけません。
 
自由英作文対策の問題集はたくさん売っていますが、それを使って勉強しても、使った時間に対して学力の伸びは期待するほどではないことが多いです。
 
問題集には解答例が掲載されていますが、自分の書いた英文が正しいのかはわかりません。
 
そのため、添削してくれる人が必要なのです。
 
自由英作文は、添削してもらい間違っていた部分を何度も書き直しながら勉強するのが最も効率が良い勉強法です。
 
しかし、全く英文が書けない生徒は、まだ自由英作文対策をするには早いので、構文集の暗記から始めることをおすすめします。
 
正しい英文が書けるようになったら、自分の意見が採点者に伝わりやすいような展開などを心掛けるようにすると、内容点でもプラス点が取れるようになるでしょう。
 

英語4技能テスト対策

英語4技能テストは受けなくても国際教養学部入試を受験することはできますし、合格することもできます。
 
帰国子女の受験生は、15点分確保している資格をもっている生徒が多いため、帰国子女有利の入試制度ともいえるでしょう。
 
この部分で大きく不利に働かないようにするためにも、10点分の資格は取っておくことをおすすめします。
 
国際教養学部だけを受験する場合には、秋まで英語4技能テストの勉強をしても良いのかもしれませんが、他の大学や学部も受験する予定の生徒は、英検なら第1回、TOEFLなら遅くとも9月までに取っておいた方が良いでしょう。
 
時間がない生徒は、英語4技能テスト対策をあまりせずに英検二級を取って5点だけでも確保しておいたほうが、結果的に受験にはプラスになる可能性もあるので、自分の英語力と状況をよく理解してどうするのか考えてください。
 
英検にしてもTOEFLにしても、スピーキングやライティングが必要です。
 
スピーキング対策は、ひとりでするのではなく適切な人と論理的に会話した方が効率が良いです。
 
ライティング対策は、添削してもらわないと学力が上がりにくいため、添削してくれる人を見つけましょう。

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英語の勉強は、個人によってその時に必要な勉強は異なっています。
 
国際教養学部の入試では、長文読解が多く出題されますが、長文読解に必要となる文法や語法などの知識が全く足りていない生徒が長文読解対策をいきなりやっても期待していたほどの学力アップは望めません。
 
ENGLISH-Xでは、5万人以上の生徒を指導した経験がある塾長自ら生徒のアセスメントを行い、個人別に学力に合っているカリキュラムを作成します。
 
生徒にとってその時に必要な勉強をすることで、効率よく学力があがり最短で合格する可能性を高めます。
 
スピーキングが必要な英語4技能テスト対策では、英語スピーチコンテスト全国No.1、英語プレゼンテーション文部科学大臣賞受賞経験がある塾長の直接指導で、楽しみながらスピーキング力アップの実現を目指しています。
 
個別指導であるため、生徒の書いた英文をその場で添削できるので、英語4技能テストのライティングや入試の自由英作文対策にも最適な環境です。
 
わからない部分があった場合、質問にその場で答えるため、後々まで疑問点を残さずに勉強を進めることができます。
 
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